社会保険労務士事務所

エムピーティスコルタオフィス

MPT Scorta Office

コラム

column

2023.12.16

部下の数字で表すことができない成長に対して評価していますか?

「働き方改革」の号令のもと、生産性向上を目指すことは、そのまま数字を追求することに

 形を変えているように思います。

 「何時間で何件の業務をこなせたか?」「何日間でいくらの受注を何件とったか?」など…

 もちろん数字を意識して効率化を図ることは大切ですが、仕事の評価をすべて数字で

 表そうとすると、部下にとっては「数字で表せるような目に見える結果がでない」と

 焦らせる原因にもなります。

 そうなると、成長感覚も得られず、居づらくなり人が逃げ出したくなります

 実際、日々の会話が数字の話や事務的な話しかしないような企業では、定着率が悪いだけではなく

 メンタル不調の発生も連動して増えたという事例もありました

「人が集まる企業(場所)」に必要なことは、部下の個性や人柄にも注目し、数字で表れない成長も

 評価することではないでしょうか?

「前より●●がうまくなったね」「毎回●●してくれて助かるよ」などの言葉ひとつでも

 部下はうれしいものです。

 それだけではなく、会話が広がることだってあるんです。

 そうすると部下が「どんな状況なのか?」「どんなことで困っているのか」も確認することだった

 可能となります。

今すぐには成長が見えなくても3年後 5年後に向けてじっくり部下と向き合ってみませんか?