社会保険労務士事務所

エムピーティスコルタオフィス

MPT Scorta Office

コラム

column

2022.08.07

【健康実践編】健康経営を成功させる秘訣?

「健康経営」というと「タバコをやめろ」「食生活を変えろ」と強制的な施策を想像できると思います。

確かに、タバコを止めることも、

運動することも大事ですが、

個人的な趣味嗜好に口を出されると

従業員からは、反感を買うことに

なるでしょう。

会社としては、禁止や強制をしない

ことが社員のストレス軽減につながる

と考えています。

例えば、ある企業では、社内の喫煙室

では葉タバコと電子タバコを

吸えるようにしていましたが、

葉タバコは臭いが服や髪の毛につく為

デスクに戻った際に非喫煙者の方から

クレームが出ていました。

「禁煙」としてしまうと、喫煙者の中の

優秀な従業員が退職してしまうという

可能性も出てきます。

それでは、健康経営を取り組む意味が

ありません。

非喫煙者の意向も大事にしつつ、

喫煙者の意向も尊重する方法を

考えました

そこで、葉タバコの方向けに

タバコ販売企業から

煙が少なく、臭いもつかない

電子タバコの販売会をしてもらい

ました。

葉タバコ喫煙者は最初は

「電子タバコなんて」と

不満そうでしたが、

社内で喫煙する時ときだけということで

電子タバコを使用してもらいました。

すると、しばらくして、葉タバコから

電子タバコに慣れた人の中には

水蒸気だけのタバコに移行した人も

出てきたのです。

水蒸気なので、もはやタバコとは

言えないのですが、

その方はやはり口さみしい・喫煙所での

コミュニケーションも

続けたいということでした。

(葉タバコも止めたそうです)

このように、会社が強制や禁止と

するのではなく

色んな選択肢を用意する 

というのも大切なのかもしれません。