社会保険労務士事務所

エムピーティスコルタオフィス

MPT Scorta Office

コラム

column

2026.03.02

ヘルメット着用 ― 高さだけで判断していませんか?

週末、実家の片付けを手伝っているときに脚立に上りました。
高さは1メートル未満です。

久しぶりに上ると、やはり少し怖いと感じました。

「今は畳の上だから大きなケガにはならないかもしれない。
でも、これがコンクリートだったらどうだろう?」

そんなことを考えてしまいました。

◆ヘルメット着用が必要となる高さ

労働安全衛生の考え方では、
地面(床面)から2メートル以上の高さで作業する場合は、
ヘルメットの着用が必要となる場面があります。

特に次のような作業では注意が必要です。

✔フォークリフトを使用する作業

✔クレーンを使用した吊り作業

✔設備や機械の上に上がって行う作業

こうした作業では、飛来物や転倒による頭部のケガを防ぐため

ヘルメットの着用が重要になります。

◆義務の有無だけで安全は決まらない

ただし、もう一つ大切な視点があります。

それは「そのとき頭がどの高さにあるのか」**という視点です。

脚立自体の高さが低くても、
体を伸ばすことで頭の位置は想像以上に高くなります。

周囲に可動部分や突起物がある場合、
義務がない高さであってもリスクが存在することがあります。

◆現場の慣習ではなく会社のルールに

法律の基準を守ることはもちろん大切です。
しかし、本当に従業員の安全を守るためには、

「自社の作業実態に照らして安全か」

という視点で考えることが重要です。

「これくらいなら大丈夫だろう」という現場の慣習ではなく、
ヘルメット着用の基準を会社のルールとして明確にしておくことが、事故防止につながります。

弊所では。安全衛生規程の整備や見直しについてのご相談も承っています。

自社の作業実態に合わせたルールづくりをご検討の企業様は

お気軽にご相談ください