社会保険労務士事務所

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コラム

column

2022.09.25

【健康実践】産業医と一般的な医師の違いを知っていますか?

産業医は「医師」であることに加えて、産業医学の専門的知識について

一定の要件を満たしていることが必要になります。

産業医と一般的な医師とでは役割が異なります。

例えば

活動する場所は、産業医は企業であり、

一般的な医師は、病院または診療所です。

診察する対象も、産業医は企業の従業員であり

一般的な医師は患者となります。

企業への「勧告権」というものが産業医にはあります。

聞きなれない言葉でありますが、

勧告権は、職場の安全や従業員への健康に

特に大きな問題がある場合は、企業(経営者)に対して

改善のための勧告を行うことができる権限です。

これは労働安全衛生法第13条に定められた

権限となります。

なぜ、このような権限が与えられているかというと

産業医としての❝活動の目的❞が

企業の安全と健康の保持・増進

だからなんです。

衛生委員会のメンバーになっている産業医の方も多いのは

企業の安全と従業員の健康保持のために

今の企業の現状をしっかり把握し、改善へ導くためなのかなと

個人的には思っています。