社会保険労務士事務所

エムピーティスコルタオフィス

MPT Scorta Office

コラム

column

2025.01.13

「退職者」に会社が気を付けること

株式会社ベルクラインが、直近3年間で退職を経験した20代~30代の

ビジネスパーソンを対象に、「退職時のトラブル」に関する実態調査を行い、

その結果を公表しています。


企業に正社員として勤務し、直近3年間で退職を経験した

20代~30代の男女330名の結果をまとめたものだということです。

「退職時のトラブル」に関する実態調査

1.退職時に何らかのトラブル(問題)を感じましたか?

はい  43.0%
いいえ 57.0%

2.退職時にどのようなトラブル(問題)を経験しましたか?

 (「1」で「はい」と答えた人対象。複数回答可)
有休休暇の取得拒否           32.4%
退職手続きに関する書類の遅れ      32.4%
強引な引き止め交渉を受けた       31.0%
退職理由を詳しく説明するよう強要された 30.3%
嫌がらせを受けた            21.8%
賃金の未払い・未清算           7.8%
その他                  9.2%

3.退職時のトラブルを防ぐために、何か対策を行っていましたか?

退職時のトラブルを防ぐために、何か対策を行っていましたか?
はい  23.9%
いいえ 76.1%

4.退職時のトラブルを防ぐために、具体的にどのような対策を行った

人事部門や上司と事前に話し合った        42.2%
退職に関する法律や手続きについて事前に調べた  33.3%



上記アンケート結果から、有休休暇の取得拒否や

退職手続きに関する書類の遅れなど法的な側面については、

法令遵守、そして迅速に対応しなければなりません。


また、退職引き留めなど本人の意思を変えることも容易ではありません。



では何に気を付けるのか?


退職の予兆を感じとることが重要です。


最近、欠勤が多いや年次有給休暇を頻繁に取得する、

また業務に集中していないなど、


管理職などがよく「観る」がとても重要です。



「退職する」と決心する前に、できるだけ退職したい気持ちに

させないこことが重要ではないでしょうか?



調査結果の詳細は下記でご覧いただけます。
https://q.bmd.jp/91/266/12987/88105