社会保険労務士事務所

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コラム

column

2025.10.15

新卒社員の早期離職を防ぐために──人事が気づくべき「5つのサイン」とは

新卒社員の3人に1人が3年以内に離職するといわれています。
特に入社から3か月を過ぎたころから、「ちょっとした変化」が表れやすくなると、HR NOTEでは指摘されています。

たとえば次のようなサインが見逃せません。

  • 出勤率・残業時間の変化
  • 日報や報告頻度の減少
  • 研修や学びへの意欲の低下
  • 職場での人間関係の希薄化
  • ネガティブな発言や表情の変化

これらは単なる“やる気の問題”ではなく、心身のバランスが崩れ始めているSOSでもあります。
とくに今年のような猛暑を経たあと、疲労や睡眠不足から集中力・判断力が落ちやすく、精神的な負荷が高まりやすい時期です。

🔹対応のヒント

  • 3か月目・半年目のフォロー面談を固定化
  • 研修後アンケートに「困っていること」欄を設ける
  • 日常の雑談や昼食時の表情変化をチェック
  • メンタル面も含めた衛生委員会での情報共有

離職防止は「制度」よりも「気づき」が出発点。
人事・管理職・現場リーダーが日常の変化を見逃さず、
“声をかけ合う文化”を整えることが、企業の安全衛生にもつながります。

記事はこちら → https://hrnote.jp/contents/saiyo-new-graduates-early-retirement-20251022/