社会保険労務士事務所

エムピーティスコルタオフィス

MPT Scorta Office

コラム

column

2025.04.19

求人票は「原稿づくり」が成功のカギ⁉

◆求人票を出す前に、原稿を整えていますか?

今日は、求人票を作る上でとても大切な
**「原稿づくり」**についてお話しします。

◆原稿づくりの第一歩:「どんな人に来てほしいか?」を描く

求人票を作成する前に、

最近、こんな求人票を見かけました。

社員食堂の食器洗いのパートさん募集のケースです。

仕事欄におおまかな仕事内容は書かれていましたが

私が気になったのは、「単純作業ができる人歓迎!」という言葉でした

「単純作業」という言葉だけでは、

本当に必要としている人物が伝わりません

そこで、食器洗い作業ってどんな人が向いているのか?

この会社はどんな人と一緒に働きたいのかな?と考えました


✅細かいところに気づくことができる

✅整理整頓好きな方

✅厨房を清潔に保つことに気を配れる方

✅いろんな家庭環境の方が一緒に働いているのであれば、

 急に休む場合もあるな~であれば「お互い様」で気持ちよく

 働きたいし休みたい
✅ ということは、チームワークを乱さずで働くことができる方

このような方を実際は求めているのではないか?と。

そういうことを記載していけば、

「こういうこと私得意かも!」

「昔、飲食店の厨房で働いていたことがあるから

そのときの経験が活かせるかも」などと

考える方がいるのではないか?と考えました。

◆社内の空気も守る!言葉選びの大切さ

さらに、もうひとつ大切な視点があります。

もし既存のスタッフが求人票を見たときに

「単純作業」と書かれていたらどう感じるでしょうか?

「私たちの仕事って、そんなふうに思われてるの?」

「実際はいろんな所に気を使ってやっているのに!」

「この会社やる気なくすな~」

こんな風にモチベーションが下がり、今まで

衛生面で問題がなかったのに、不衛生な現場になり

問題が発生したということだって十分あり得ます

だからこそ、


求人票は「求職者向け」だけでなく「社内向けのメッセージ」でもある

という視点が大切なんです。

◆求職者の想いにも寄り添って

求職者も、さまざまな想いを抱えながら仕事を探しています。

・子育てと両立したい
・未経験でも安心して働きたい
・地元で無理なく働きたい

そんな気持ちに寄り添える求人票は、自然と人を引き寄せます。

また、求人票は「一度出して終わり」ではありません。

反応を見ながらブラッシュアップしていくことが、成功のカギになります。