2026.08.10
従業員が辞めることで会社が倒産する時代に
「人手不足」ではなく「退職」が原因の倒産が増えています
帝国データバンクの調査によると、2026年1~7月に発生した「人手不足倒産」のうち、
従業員や経営幹部の退職が要因となった倒産は83件となりました。
このままのペースで推移すると、前年を上回り過去最多となる見込みです。
特に多かったのは
✔サービス業
✔建設業
✔運輸業
でした。
建設業では、現場を支える職人や営業担当者が退職し、
事業継続が難しくなったケースも報告されています。
「辞めた」ことが原因ではありません
「社員が辞めたから会社が立ち行かなくなった」と聞くと、
退職した社員に原因があるように感じるかもしれません。
しかし、本当の問題はそこではありません。
✔その人しかできない仕事になっていた
✔採用しても応募が来ない
✔後継者が育っていなかった
✔賃上げできるだけの利益を確保できなかった
こうした状況が重なり、一人の退職が会社の経営に大きな影響を与えてしまうのです。
退職理由は、本当に「本音」でしょうか?
退職時の面談では、
「家庭の事情です」
「キャリアアップのためです」
「新しいことに挑戦したいと思って…」
といった理由を伝えられることが少なくありません。
もちろん、それが本当の理由である場合もあります。
一方で、円満に退職したいという気持ちから、
本当の思いを伝えずに会社を去る方もいます。
そのため、退職時の理由だけを分析しても、
本当の課題が見えないことがあります。
私も、採用支援を行った企業でこんな取り組みをしたことがあります
退職時に本当の理由を聞くことは、実際には簡単ではありません。
そこで以前、採用支援を行った企業で、社員の皆さんに
「なぜ今もこの会社で働き続けているのですか?」
というアンケートを実施したことがあります。
設問は私が作成し、集まった回答を求人票に反映しました。
そうすると、経営者が想定していなかった回答があり
そのあたりを求人票に記載し、応募があり採用出来た ということが
ありました
会社が伝えたいことではなく「社員が魅力だと感じていること」を
求人票に掲載することでその会社らしさが伝わるんだなと
新たな発見が出来ました
社員に「なぜ辞めるの?」と聞くよりも、
「なぜ今もこの会社で働いてくれているの?」と聞いてみる。
その積み重ねが、社員の定着や、働き続けたいと思える職場づくりに
つながっていくのではないでしょうか。
採用活動はもちろん大切です。
しかし、それと同じくらい大切なのが、
「今いる社員が、この会社で働き続けたい」と思える環境を
つくることではないでしょうか?
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