2025.05.12
職場のハラスメント、見て見ぬふりしていませんか?~最新調査から読み解く組織が抱える課題~
2025年4月、パーソルキャリア株式会社の調査機関「Job総研」が発表しました
『2025年 ハラスメント実態調査 〜加害編〜』によれば、
職場でのハラスメントに関する意識や経験について、実態が明らかになりました。
内容は、弊所でまとめたものになります。
(調査期間:025年4/9~4/14 調査条件:全国男女20~40代)
Q1:職場でハラスメントを感じた経験の有無

Q2:「ある」と答えた人の年齢・役職

Q3:職場のハラスメントを「黙認した経験」の有無

黙認した経験が「ある派」の年齢が一番多いのが40代でした。
40~50代の黙認した経験数が高いのは、
昭和文化や過剰な労働環境の経験層と
考えられます。
Q4:自身がじ「ハラスメントだと思い当たる自身の言動」の有無

「ある派」の年代別では30代が46.8%で最多となり、
次いで20代が44.6%
40代が38.7% 50代が33.3%でした。
自身の言動が「ハラスメントにあたる節について」は、
40代以降の年代ではなく
20~30代が多く若い世代ほど「加害」に敏感な傾向も見られました
この設問について、自由記述コメントでは
・ハラスメントの種類をネットで知りすぎて、同僚や後輩への発言に気をつけるようになった
・先輩や上司への「逆ハラスメント」になっていないか気にする。素直なリアクションを取りにくい
・自身の発言で危ない箇所があったら「これハラスメントだよね笑」と語尾につけて緩和している
・何かと「〇〇ハラ」を使う同僚がいるので、上司よりも同世代に対して気を遣う
・”気にしすぎ”と思っていたことでも、ネットを見るうちに自身が敏感になっていると気づいた
と自身の言動がハラスメントに該当しないか?を意識している回答が
目立ちました。
他にもハラスメント意識が「管理職意欲に影響するか」との問いには
「影響する」が75.3%と多数しめ、その回答の年代別は
40代が80.7%で最多となり、
次いで30代が76.6% 50代が75.1%
20代が72.3%となっています
今回の調査は、ハラスメントは立場によって捉え方も異なるため、
被害・加害だけでなく、職場全体や第三者視点など、1つの立場だけではない、
多様な視点から予防及び対策をする必要が見られる調査結果となりました。
また、昭和文化を経験した方が管理職になっている年代もあるため
ハラスメントのとらえ方・部下との接し方に悩む方が多いのも
この結果からでもわかります。
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