社会保険労務士事務所

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コラム

column

2025.07.15

酸欠・硫化水素中毒の重大災害が発生!秋田労働局が注意喚起!

今年3月、秋田県内の下水道工事現場で、酸素欠乏症または硫化水素中毒とみられる事故により、

作業員3名が亡くなるという重大な労働災害が発生しました。


これを受けて秋田労働局は、建設業労働災害防止協会に対し、

再発防止のための総点検と安全対策の徹底を要請しています。

⚠️ なぜ起きた?共通する“落とし穴”

過去の事例を含めて、事故の多くで共通しているのは、

「ここが危険だ」と現場での認識が不足していたこと。

つまり、「いつもの作業場」が、ある条件のときに“命の危険を

ともなう場所”になることを、見逃してしまっていたということです。

✅ 労働局が呼びかけている具体的対策

  1. 酸素欠乏・硫化水素中毒のリスクがある場所の洗い出し(総点検)
  2. 作業直前に必ず空気の濃度を測定
  3. 作業中も継続した換気で安全を保つ
  4. リスクのある場所は見える化・立入制限
  5. 「酸欠マップ」や注意表示の掲示
  6. 空気呼吸器・測定器などの備えの徹底
  7. 万が一の事故時の対応マニュアルを整備

秋田労働局では、これらのチャックリストやリーフレットにまとめて現場での

安全確認を呼び掛けています

Q: 酸素欠乏症・硫化水素中毒って何が危ないの?

  1. 酸素欠乏症:空気中の酸素が18%未満になると、めまい・意識消失・最悪の場合は死亡のリスク
  2. 硫化水素中毒:濃度が10ppmを超えると、呼吸器障害・感覚麻痺などを引き起こし、                                   命を脅かします

とくにマンホールや地下ピットなどの密閉空間は、想定以上に危険なことも多いの

注意が必要です。

 詳しくはこちらからダウンロードできます。

 https://peraichi.com/user_files/download/9c2e54c0-4429-013e-4e08-0a58a9feac02